【風呂キャン界隈必見】理想のお風呂の入り方とは?心地よく過ごすグッズも紹介

理想のお風呂の入り方

最近、「お風呂キャンセル界隈=風呂キャン界隈」という言葉を耳にする人も多いのでは、ないでしょうか。

しかし、入浴は、自律神経の乱れのサポートをするために役立つとされています。

今回は、心と体の調子にとっての「理想のお風呂の入り方」について、紹介していきます。

また、「心地よく入浴時間を過ごすためのグッズ」も紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

※本記事は一般的な生活習慣に関する情報提供を目的としたものであり、特定の症状の改善や治療を保証するものではありません。
入浴やグッズによる体感には個人差がありますので、体調に不安のある方は専門の医療機関にご相談ください。

目次

【風呂キャン界隈必見】理想のお風呂の入り方とは?

お風呂キャンセル界隈を続けてしまうと、自律神経が乱れてメンタル面だけでなく、身体的な疲れに繋がってしまうことも少なくありません。

こういった不調のケアに、取り入れやすい方法が「お風呂に入ること」です。

ここでは、自律神経の乱れを整えることが期待される「理想のお風呂の入り方」を紹介していきます。

理想の入浴時間

理想の入浴時間

自律神経のバランスをサポートしてくれる理想の入浴時間は「15〜20分程度」といわれています。

この理由として、「長時間の入浴」いわゆる長風呂が原因で、脱水を引き起こす可能性があるからです。

そのほかにも浴室内に熱がこもってしまい、「浴室熱中症」になってしまう場合もあります。

体の熱を適切な温度に保つためにも、お風呂に浸かる時間を15〜20分程度が目安です。

しかし、これはあくまでも目安の時間になりますので、体調の変化に合わせて調整するようにしましょう。

お風呂に入っていると、ポカポカしてきて、長風呂してしまいます

「体がポカポカしてきたな」と思ったら、お風呂から出る用意をするのがベストです

理想のお風呂の温度

理想のお風呂の温度

お風呂に入る時の理想の温度は「38℃〜42℃」とされています。

温度に差があるのは、「ご自身の疲れによって変更していくことが良い」といわれているからです。

お風呂の温度の違いにより、体や心に及ぼすとされる影響を表にまとめてみました。

スクロールできます
お風呂の温度(時間の目安)体と心への影響
38℃〜40℃(15分が目安)心身の疲労の回復をサポート
39℃〜40℃(10分から15分が目安)睡眠の質の向上を期待できる
40℃(20分が目安)〜42℃(10分が目安)健康の維持や体調管理を意識している方に注目されている(ヒートショックプロテイン入浴)

心身の疲労の回復のサポート・リラックスを目的とする場合は、38℃〜40℃の温度に設定しましょう。

寝る1時間〜2時間前の入浴を心がけることで、睡眠の質の向上が期待できます。

ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしたい場合、40℃のお風呂に20分・41℃のお風呂に15分・42℃のお風呂に10分の入浴が目安です。

「ヒートショックプロテイン(HSP)=熱ショックタンパク質」とは

ストレス蛋白とも呼ばれるヒートショックプロテイン(Heat Shock Protein:HSP)が誘導され,ストレス防御に対応する.
我々は 60 兆個の細胞から成り,その細胞の働きの中心を担うのは,10 万種以上あるといわれている蛋白である.
HSP はさまざまなストレス時に誘導され,ストレスで傷害を受け構造異常を起こしたこれら蛋白を修復し,元の元気な細胞にする.

引用元:第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島

ヒートショックプロテイン(HSP)には、細胞の保護や修復・ストレス対策や体調や健康の維持に役立つ可能性があるとされています。

疲労やリラックスには38℃〜40℃、睡眠の質向上には39℃〜40℃ですね!

ヒートショックプロテイン入浴は40℃〜42℃の間で目安時間を守ってくださいね

※入浴法やヒートショックプロテインに関する情報は一般的な研究や事例に基づいたものです。
効果には個人差があり、医療行為や特定の症状への治療を目的としたものではありません。
体調に不安のある方は、医師など専門家にご相談ください。

シャワーでも大丈夫!

シャワーでも大丈夫!

お風呂に浸かる以外にもシャワーに入るだけでも、自律神経のバランスを意識したケアができるといわれています。

シャワーを浴びることで、期待される効果は、以下のようなものです。

  • 爽快感によるリフレッシュ効果を得られやすい
  • 入浴とは異なり、交感神経を刺激するとされている
  • 首元にシャワーのお湯を当てると、体が温まりやすく、体温の維持にもつながるとされる

入浴する場合は、副交感神経が刺激されて「リラックス効果」があるとされています。

一方で、シャワー浴びた場合に期待されるのは、交感神経の刺激による「リフレッシュ効果」です。

「交感神経」と「副交感神経」それぞれが優位のときの体の状態を、表にしてみました。

スクロールできます
効果器官交感神経が優位のときの状態副交感神経が優位のときの状態
瞳孔散大瞳孔縮小
心臓心拍数増加心拍数減少
末梢血管血圧上昇血圧降下
気管・気管支拡張収縮
運動低下運動亢進
汗腺発汗亢進発汗低下
交感神経と副交感神経の図

入浴時に刺激される「副交感神経」が優位になった場合は、「リラックス」状態にあるため、血圧や心拍数は減少傾向になります。

シャワーを浴びた際に優位になる「交感神経」は、気管・気管支の拡張や発汗が亢進されるため、爽快感に繋がるとされています。

上記の理由から、シャワーを浴びるタイミングは、リラックスしたい夜ではなく、気持ちをリフレッシュさせたい朝が向いているでしょう。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって保たれているため、朝のシャワー・夜の入浴を上手に使い分けるのが大切です。

朝シャンをすることで、気分がスッキリするのは理にかなっていたんですね!

疲れが溜まっている場合は、入浴を取り入れるのもひとつの方法です

【風呂キャン界隈必見】心地よく入浴時間を過ごすグッズ

お風呂に入ることで、「リラックス効果」が期待されますが、さらに心地よく入浴時間を過ごすためのグッズもあります。

入浴時に使うと、リラックスや気分転換につながる便利なグッズを紹介していくので、参考にしてみてください。

入浴剤で血行促進

入浴剤で血行促進

お風呂に入るときに入浴剤を利用することで、血行の促進に役立つとされています。

さまざまな入浴剤が販売されていますが、それぞれの特徴を表にしてみました。

入浴剤の種類入浴剤の特徴
炭酸ガスを含んだもの血管を拡張させて、血行の促進が期待できるため、疲労感を和らげることが期待されている
生薬成分を含んだもの生薬成分により、体の調子を整えるサポートがあるといわれている
ミネラルなどを含んだものミネラル成分が配合されていることで、体を温めるのに役立つとされる
保湿を促すもの保湿系の成分が含まれており、肌の乾燥を和らげることが期待できる

普通にお風呂に浸かるよりも入浴剤を使うと、体のメンテナンスに役立ってくれるといわれています。

入浴剤の種類によって特徴が異なるので、自分の体調や体質に合わせて選ぶのが良いでしょう。

血行の促進には、炭酸ガスを含んだものが良いのですね!

体質や体調によって個人差があるので、入浴剤を選ぶ際には、医師や薬剤師・登録販売者に相談しましょう

香りで気分転換

香りで気分転換

入浴時に使えるリラックス・気分転換に役立つグッズには、「香り」もあります。

入浴剤には「香り」がついているものも多いです。

入浴剤以外にも、「アロマオイルの香り」も活用できます。

お風呂に入る際の「香り」がもたらすとされる効果を表にしてみました。

入浴剤やアロマオイルの香り一般的に感じられる効果
ラベンダーやカモミールといったフローラル系
樹木に関係する香り
リラックスしやすいとされる
レモンやオレンジなどの柑橘系の香り
ミント系の香り
気分がスッキリするといわれている

アロマオイルでの香りづけを行う場合は、肌への刺激が強いとされているので注意が必要です。

アロマオイルを利用する際は、バスソルトやキャリアオイルなどに混ぜた上で使用しましょう。

バスソルトとは?

入浴に使用される伝統的なバスソルトは通常、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、グリセリン、香料を配合したものです。
引用元:MSD 家庭版 マニュアル:バスソルト

キャリアオイルとは?

キャリアオイルとは、植物の果実や種子から抽出される植物油のことを言い、ビタミンやミネラルなどお肌に良い成分が含まれています。
引用元:LIBRA NATUTHERAPY KOBE JAPAN:キャリアオイルの選び方

「香り」を感じながら、お風呂に入ることによって、リラックスやリフレッシュ効果を高めることが期待できます。

リラックスには「フローラル系」、リフレッシュには「柑橘系」ですね

アロマオイルを使用する場合は、肌への刺激が強いので、医師・薬剤師、登録販売者に相談してください

癒しの音楽を活用

癒しの音楽でリラックス

「癒しの音楽」を流すことも心地よい入浴につながるといわれています。

癒しの音楽の例を表にまとめてみました。

「癒しの音楽」とされる種類一般的に感じられるリラックス効果
環境音楽心身ともに落ち着く音楽とされている
クラシック音楽気持ちを穏やかにしてくれるといわれている

環境音楽には「1/fゆらぎが含まれる」、クラシック音楽には「α波を優位にする」といった特徴があります。

1/fゆらぎとは?

発生するメカニズムは判明しておらず、見つけ出すのは複雑で難しいとされています。
一方で、1/fゆらぎのリズムは、生体のリズムと同じだということが判明しています。
(特に人間の心拍のリズムと同じといわれています)

※上記の内容は、at home 教授対談シリーズを参考に筆者が編集・要約しています。
参照:at home 教授対談シリーズ こだわりアカデミー|F分の1ゆらぎの謎にせまる

α波とは?

アルファ波とは人・動物の脳が発生する電気的信号(脳波)のうち、8~13 ヘルツ成分の事を指す。

引用:J-Stage|アルファ波とリラックス効果に関する研究

1/fゆらぎが含まれる「環境音楽」には、鳥のさえずり・川のせせらぎ・虫の羽音などがあります。

また、「1/fゆらぎ」には「α波が優位になる傾向がみられる」ともいわれているため、クラシック音楽も1/fゆらぎの音といえるでしょう。

お風呂に浸かって、クラシック音楽や自然の音を聞くと、癒されますよね!

入浴時にリラックス効果を高めたいのであれば、癒しの音楽を活用してみてください

まとめ

今回は、【お風呂キャンセル界隈=風呂キャン界隈】の人でも出来る、理想のお風呂の入り方について、解説していきました。

また、心地よい入浴をサポートするためのグッズも紹介しました。

記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

  • お風呂での理想の入浴時間は「15分〜20分程度」
  • 理想の温度は「心身の疲労時:38℃〜40℃」「睡眠の質を向上を期待したい場合:39℃〜40℃」「健康の維持や体調管理の場合:40℃〜42℃」
  • 爽快感やリフレッシュ効果を期待したい場合は、朝のシャワーが向いている
  • 心地よい入浴をサポートするグッズには「入浴剤」「アロマオイルの香り」がある
  • 入浴時に流すとよい「癒しの音楽」は、1/fゆらぎが含まれる「環境音楽」や「クラシック音楽」がよい

自律神経のバランスの乱れや、心身をリラックスさせるためにも、気持ちの良い入浴を心がけたいですね。

今回、ご紹介した入浴方法やグッズは、体質や体感・体調に個人差が生じるため、不安を感じる方は、医師や薬剤師・登録販売者に相談してください。

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