寝室の間接照明で後悔しない！よくある7つの失敗例と賃貸でもできる「癒やしの空間」の作り方

「ホテルのような寝室にしたい」と憧れて間接照明を取り入れたものの、いざ使うと何かが違う…。

「おしゃれな寝室にしたかったけど、思い通りにいかなかった」

間接照明の取り入れた結果、そんな後悔してしまった方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、多くの人が陥ってしまう間接照明で「よくある7つの失敗例」を紹介しながら、後悔しない方法を解説していきます。

また、賃貸物件でも実践できる間接照明を使った「癒しの空間」の作り方もお教えします。

あなたの寝室環境を「心地のよい休息場所」に変える方法をお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

寝室の間接照明で後悔しない！よくある7つの失敗例

「ホテルのような素敵な寝室にしたい」と思って間接照明を取り入れたのに、実際に暮らし始めてみると思ったような環境にならない。

そんな失敗をする方も少なくありません。

その理由は、照明の「雰囲気」を重視しすぎて、もっと大事な「機能面」を見落としているからです。

ここでは、多くの人が陥りがちな「寝室の間接照明」選びで後悔してしまう、よくある7つの失敗パターンを具体的に解説します。

失敗例を知っておけば、間接照明を取り入れた理想的な生活を送れるでしょう。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗1】寝転んだときに光源が目に入って「眩しい」

寝室の間接照明の導入した際に、後悔してしまう失敗の1つ目が、寝転んだときに光源が目に入って「眩しい！」と感じてしまうことです。

この原因は、間接照明を購入するときや、実際に設置する場所を決めるときの目線の高さにあります。

間接照明をお店で選ぶ場合、ベッドに寝転んで選ぶわけではないですよね。

さらに、買ってきた間接照明を設置するときも、立ったままで置く場所を決めることが多いでしょう。

どちらも立ったままの状態で行なってしまうので、睡眠時の視線の高さを意識するのが難しいのです。

寝転がると天井を見上げる形になるため、立った状態で見ていた電球やLEDの光が直接、目に入ってきます。

この直接的な強い光が目に入ると、交感神経が刺激されてしまい、リラックスするどころか眠りにくくなるのです。

寝室の間接照明で後悔しないためにも、寝転んだときに光源が直接目に入らないものや配置場所を気にするようにしましょう。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗2】読書やスマホを見るには「暗すぎた」

寝室の間接照明で後悔してしまう失敗例の2つ目が「読書やスマホを見るときに暗すぎた」というものです。

寝室は自分にとって「癒しの空間」であり、理想的な場所にしたいという気持ちは非常に分かります。

「間接照明を使うことで、リラックスできる雰囲気を作りたい」と考えてしまい、部屋の明るさを抑えてしまいがちです。

さらに、就寝前に「心地よい時間を過ごしたい」と思っている方の中には、読書やスマホ・タブレットなどで動画を見る場合も多いかもしれません。

しかし、読書をしたり、動画を見たりする場合、手元にはある程度の明るさが必要になります。

寝室の雰囲気を重視して暗めの間接照明を選んでしまうと、文字が読みづらさやスマホ・タブレットの操作がやりにくくなってストレスになりかねません。

寝室に間接照明を取り入れて、理想の生活を手に入れるはずがイライラした環境を生み出してしまうのです。

その結局、メインの明るいシーリングライトに頼ることになり、間接照明を使わなくなります。

間接照明とはいえ、ある程度の明るさを放ってくれるものを選ばなければ、理想的な空間は作れません。

寝室で読書やスマホ・タブレットを見ることが多い方は、暗すぎる間接照明を選ばないのが後悔しないコツです。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗3】窓やテレビ画面への「映り込み」が気になる

寝室の間接照明で後悔してしまう失敗の3つ目の例は「窓やテレビ画面への映り込みが気になってしまう」ことです。

外が暗くなってくると、窓ガラスやテレビの画面は鏡のようにさまざまなもの反射してしまいます。

窓ガラスやテレビの画面に間接照明の配線や裏側の部分が映り込むと、「おしゃれな空間」が「生活感のあふれた空間」になってしまうのです。

また、光そのものも反射するので、間接照明の心地のよい明るさを発する役割を損ねてしまいかねません。

特に賃貸マンションなどでカーテンを開けて夜景を楽しみたい場合や、ベッドからテレビを見たい場合に、窓や画面に映り込んでしまう間接照明が邪魔になります。

窓やテレビ画面への「映り込み」が気にならないようにするためには、光の反射を考慮に入れた上で位置を決めるようにしましょう。

「ここにあったらおしゃれ」という感覚だけで決めてしまうと起こってしまう典型的な失敗例です。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗4】掃除が面倒・ほこりが溜まりやすい

寝室の間接照明で後悔してしまう失敗例の4つ目は「掃除が面倒・ほこりが溜まりやすい」ことです。

ホテルのような天井を照らす間接照明をコーポ照明は、非常におしゃれで取り入れたくなります。

しかし、コーポ照明は構造上、光を隠すためのくぼみにほこりが溜まりやすいというデメリットがあります。

高い位置にあるため通常の掃除機では届かず、脚立などを使って拭き掃除をしなければなりません。

また、デザイン性を重視した複雑な形状のランプシェードや、羽毛などの素材を使った照明もほこりを吸着しやすく、こまめな手入れが必要です。

おしゃれな寝室を目指して、コーポ照明や複雑な形状のランプシェードなどの照明を選ぶ場合には「掃除の手間」が自分のストレスにならないかを考えるようにしましょう。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗5】スイッチの位置が悪く、消すのが億劫

寝室の間接照明で後悔してしまう失敗例の5つ目は「スイッチの位置が悪く、消すのが億劫」になってしまう場合です。

寝室での間接照明の役割は、「気持ちよく入眠する」ためでもあります。

間接照明のスイッチが部屋の入り口付近にしかない場合や、スタンドライトのスイッチがベッドから遠い場合は消灯時に一度、布団から出なければなりません。

リラックスして眠気がやってきて心地よい眠りに就ける状態なのに、スイッチを消すために動かなければならない。

その結果、眠気が飛んでいってしまい、入眠の時間がどんどん遅くなってしまいます。

寝室の間接照明を選ぶ場合には、リモコンでスイッチが消せるものやベッドから届く場所にスイッチがあるものを選びましょう。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗6】色合いの選択ミスで「落ち着かない」

寝室の間接照明で後悔してしまう失敗例の6つ目は「色合いの選択ミスで落ち着かない」というものです。

照明の「色」は、私たちが思っている以上に脳への影響力を持っています。

職場や学校で使われるような昼光色・昼白色と呼ばれる青白い光は、集中力を高める効果があり、作業効率の向上に役立ちます。

しかし、明るすぎる光であるため、脳が覚醒状態になってしまうのです。

寝室に昼光色や昼白色の光を取り入れてしまうと、脳は「まだ活動時間だ」と勘違いし、リラックスできません。

間接照明の色合いを確認せずに電球を購入したり、光のバランスを調節できない照明器具を選んだりすると、落ち着かない空間になってしまいます。

「多少明るくてもいいだろう」と、簡単に決めてしまわずに明るすぎず、暗すぎない色合いの間接照明を選ぶことが後悔しないための大きなポイントです。

寝室の間接照明で後悔してしまう【失敗7】配線コードが丸見えで「生活感」が出る

寝室の間接照明で後悔してしまう最後の失敗例が「配線コードが丸見えで生活感が出てしまう」ことです。

賃貸マンションなどで後から間接照明を設置する場合、一番気をつけないといけない部分が「電源コード」になります。

寝室をおしゃれにするために間接照明のフロアライトを置いても、そこから伸びる黒や白のコードが丸見えになっていると生活感のある部屋に逆戻りです。

さらに延長コードを使ってしまうと、コードが丸見えになるどころか配線がぐちゃぐちゃと絡まって、おしゃれな寝室から程遠くなってしまいます。

よくSNSで見かけるおしゃれな寝室の写真では、上手にコードを隠して撮影されているものが多いです。

実際に間接照明を設置する場所とコンセントの位置関係を事前に確認した上で、選ぶのが「おしゃれな寝室」には欠かせません。

寝室の間接照明で後悔しない！絶対に成功する「3つの鉄則」

ここまで紹介してきた失敗を避けるためには、感覚で選ぶのではなく、機能性や生活のしやすさにも注意するのが大切です。

ここからは、寝室の間接照明で後悔したくないあなたのために、絶対に成功する「3つの鉄則」をご紹介します。

この3つの鉄則にしたがって、間接照明を選べば、あなたの寝室は「理想のリラックス空間」になることは間違いありません。

寝室の間接照明選び：絶対に成功する【鉄則1】光源を徹底的に隠す

絶対に成功する寝室の間接照明選びの鉄則1つ目は、「光源（電球）を徹底的に隠すこと」です。

寝室で電球が放つ光が強すぎると、脳を活動的にする交感神経を刺激してしまいます。

リラックスできる空間を作るためには、強すぎる光を隠すことが大事なポイントです。

具体的な光の隠し方として、以下のようなものがあります。

絶対に成功する寝室の間接照明を選ぶ方法は、電球が放つ光そのものを徹底的に隠して、壁や天井に反射した「柔らかな明かり」だけを視界に入れることです。

強すぎる光ではなく、優しく包んでくれるような「温かい光」を感じることで、副交感神経が優位に働きリラックスできる寝室環境が整います。

寝室の間接照明選び：絶対に成功する【鉄則2】光の色は「2700K以下」を選ぶ

寝室の間接照明選びで、絶対に成功する鉄則の2つ目は「光の色は2700K以下のものを選ぶ」ことです。

光の色を表す単位を「ケルビン（K）」といいます。

寝室をリラックスできる快適な環境にするためには、夕日やロウソクの火に近い「2700K以下」の電球色を選ぶのが最適です。

ケルビンの数値が低いほど「赤みがかった温かい色」になり、高いほど「青白い色」になります。

専門的な観点からも夜間にケルビンの値が高い「青白い色」を受けると、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されてしまうとされています。

睡眠に大切なメラトニンは明るい所にいると分泌が抑制されます。

メラトニンが減少すれば眠くなる時間が遅くなっていきます。

引用元：睡眠健康大学

寝室の間接照明で後悔しないためには、色味を変えられる「調色機能」付きのLED電球を選ぶのも効果的です。

光の色を調整できる間接照明を取り入れれば、読書時は少し青白い色にして、就寝直前はオレンジ色にするといった使い方ができます。

光の色を表すケルビン（K）の値が「2700以下」の間接照明の選択が絶対に成功する鉄則だ。ということを覚えておきましょう。

寝室の間接照明選び：絶対に成功する【鉄則3】明るさは「一室多灯」で調整する

寝室の間接照明選びで絶対に成功する鉄則3つ目は「明るさは一室多灯（いっしつたとう）で調整する」ことです。

「一室多灯」というのは、照明を一つに頼らないことを意味します。

寝室に間接照明が一つしかない場合に発生するのが、「明るすぎる」または「暗すぎる」といった問題です。

その問題点を解決するための唯一の手段が「一室多灯」です。

例えば、部屋全体をぼんやりと照らしてくれるフロアライトと、手元だけを照らす読書灯を別々に用意します。

2つの照明を使い分けるだけで、必要な場所に必要なだけの光を当てるといった調整が可能です。

また、低い位置に複数の間接照明を設置すると、小さな明かりが点在している状態を作り出せます。

この小さな灯りに囲まれた状態は「夕暮れの山の中で焚き火を囲んでいるような安心感」が与えるとも言われています。

「一室多灯」で明るさを調整することで、寝室は安心感のあるリラックスできる空間に生まれ変わることは間違いありません。

一つのライトに頼らず「複数の明かりを上手に設置する」のが、絶対に成功する寝室の間接照明選びの鉄則です。

【工事不要！】賃貸でもできる：3つのおしゃれ配置テクニック

賃貸物件に住んでいると、寝室の間接照明を選びの際に「賃貸だから壁に穴を開けられないし、電気工事もできない」と諦めてしまう方もいるでしょう。

しかし、間接照明にはいろいろな種類があり、工夫して配置すれば、賃貸物件でもモデルルームのような空間を作れます。

ここからは「工事が不要で、賃貸でもできる」おしゃれな間接照明の配置テクニックを3つご紹介します。

【工事不要！】賃貸でもできるおしゃれ配置テクニック1：「フロアライト」で部屋を広く見せる

工事が不要で賃貸物件でもできるおしゃれな間接照明の配置テクニック1つ目が「フロアライト」で部屋を広く見せる方法です。

具体的な方法を以下にまとめてみました。

上記のテクニックを利用すると、部屋全体に柔らかい光のグラデーションが生まれます。

部屋の四隅であるコーナーを照らすと、部屋の奥行きが強調されるため、実際よりも部屋が広く感じられるのもポイントです。

シンプルな細身のスタンドライトなら場所を取らず、北欧のようなインテリアが再現できるため、おしゃれな寝室が完成します。

「フロアライトを四隅の一箇所に置く」テクニックは、賃貸物件の狭く感じやすい部屋を広く見せられるため、ぜひ試してみてください。

【工事不要！】賃貸でもできるおしゃれ配置テクニック2：「テープライト」で高級感アップ

賃貸物件で工事が不要でできる寝室の間接照明をおしゃれに配置するテクニックの2つ目が「テープライトを使って高級感アップ」させる方法です。

賃貸でも利用できる間接照明の中でも「細長いテープ状のLEDライト」が最近注目されています。

おしゃれに使う方法は、テープライトをベッドのヘッドボードの裏側やテレビボードの後ろに貼り付けるだけと、いたってシンプルです。

家具と壁の隙間からかすかに漏れる光は、LEDライトが放つ強い光を直接見せないため、おしゃれで落ち着いた雰囲気を生み出します。

賃貸物件の場合は、家具に直接貼らずにマスキングテープを先に貼り、その上からテープライトを貼れば退去時に跡を残さずに綺麗に剥がすことが可能です。

工事が要らず、テープライトを貼るだけの作業で高級感もアップし、おしゃれな寝室にできる間接照明の配置テクニックなので、試してみてください。

【工事不要！】賃貸でもできるおしゃれ配置テクニック3：「観葉植物×スポットライト」で幻想的な空間を実現

工事不要で賃貸物件でもできる間接照明のおしゃれな配置テクニックの3つ目が「観葉植物×スポットライト」によるテクニックです。

こちらも簡単なテクニックで、観葉植物にスポットライトの光を当てるだけで構いません。

観葉植物の鉢の裏や横に小さなスポットライトを置き、下から葉を照らすように光を当ててみてください。

すると、壁や天井に植物の影が大きく映し出されて、幻想的な空間を生み出すことができます。

観葉植物という自然ならではのインテリアと小さな間接照明であるスポットライトが上手にかけ合わさって、癒しの効果を得られるでしょう。

植物と優しい光がリラックスできる寝室を作り出してくれる、間接照明のおしゃれな配置テクニックです。

寝室の間接照明で後悔しない！「スマート電球」で生活の質を高める

寝室の間接照明で後悔しないために、「スマート電球」を使用するのも一つの方法です。

市販に照明器具の電球をスマート電球に交換するだけで、生活の質は驚くほど向上します。

ここからは寝室の間接照明にスマート電球を利用するメリットをまとめてみました。

「スマート電球」で生活の質を高める方法①スマホ・音声操作で「スイッチ」を切り替え

寝室の間接照明をスマート電球に変えた場合、スマホや音声操作で「スイッチ」の切り替えが可能です。

「スマート電球」専用のアプリやAlexa・Google Homeなどスマートスピーカーが代表的なものになります。

例えば、スマート電球とAlexaを繋いで「Alexa、おやすみ」と声をかけるだけで全ての照明を消す方法が可能です。

また、就寝時刻の1時間前から徐々に照明を暗くし、色味を暖色へ変化させる設定も組み込めます。

寝室の環境をリラックスできる空間にするためにも、間接照明の電球をスマート電球に変えられるのは現代社会ならではと言えるでしょう。

「スマート電球」で生活の質を高める方法②「光目覚まし」の活用で気持ちよく起きられる

寝室の間接照明で後悔しないために「スマート電球」を利用するメリットは、夜だけではありません。

スマート電球の設定を起床時間に合わせて、徐々に明るくなるようにもしておけます。

間接照明の光が目覚ましとなり、まるで太陽の光を浴びて起きれる体験ができるのです。

これまでの目覚ましのようにアラーム音で無理やり起きるのではなく、光によって起きられるため、気持ちよくすっきりとした目覚めが実現します。

間接照明に「スマート電球」を取り入れると、光の刺激で自然と脳を覚醒させられて、生活の質も向上していきます。

ぜひ、寝室の環境照明に取り入れてみてください。

まとめ：寝室の間接照明で後悔しない！よくある7つの失敗例と賃貸でもできる「癒しの空間」の作り方

今回は、寝室の間接照明で後悔しないためによくある7つの失敗例と賃貸でもできる「癒しの空間」の作り方を紹介していきました。

記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

いきなり部屋全体の照明計画を立てようとするとハードルが高いです。

寝室の間接照明で後悔する前に「絶対に成功する3つの鉄則」を守りながら、取り入れてみてください。

あなたにとってリラックスできて、癒される空間が誕生するでしょう。