「デジタル」とのお付き合い開始
「デジタルデトックス」の波が来ています。
私が生まれたときには、なかった言葉。
私の携帯電話デビューは、高校生の頃にさかのぼります。

当時の携帯電話は「ワンセグが見られる」技術が最先端でした。
「ワンセグ」自体が、すっかり死語になっています。
Z世代に話すと、きっと笑われてしまうでしょう。
いや、逆に「そんな時代があったの? ウソだー!」と否定されるかもしれません。
私の中の青春が否定されるような気がして、Z世代に事実を話すのさえ、ためらってしまいます。
必死で覚えたスマホの使い方
しかし、時代の移り変わりに順応していかなければ「老化現象が進む」と、必死でスマホの使い方を学び始めました。

iPhoneを持った当時は「フリックってなに?」からスタート。
実のところ、今、自由自在に「フリック」が使えている自分に違和感さえ覚えています。
流行っていたSNSも「mixi」が主流でした。
つい最近、mixiは「mixi2」にバージョンアップしたようですが、それも時代の変容によるものなのかもしれません。
私もZ世代ほどではないですが、新時代が生み出した「X」や「Instagram」をそれなりに楽しんでいます。
デジタルデトックスとの出会い
そんな中、新しく生まれた言葉が「デジタルデトックス」。

「一時的にスマホから離れてみよう」という概念に驚きが隠せませんでした。
スマホの操作を覚えて、社会に取り残されないように必死だったのに、今度は「あえて」離れる選択肢。
「時間を返せ!」と、つい言いたくなりますが、実際にデジタルデトックスを行ってみると、新しいものを発見しました。
「自分の時代に戻ったのではないか?」
今のスマホに「ワンセグ」は付いていませんが、ガラケー時代には「X」も「Instagram」もなかったです。
いつしか「デジタルデトックスが時間を返してくれた」と、私の中で安心感さえ抱くようになりました。
私だけのデジタルデトックスタイム
レトロブームが再燃する話は、よく耳にしますが、デジタルデトックスは、レトロな価値観ではないはずです。
時代の変化とともに、スマホの普及がもたらしたものでしょう。
とはいえ「デジタルデトックス」によって得られる恩恵は、私にとって大きすぎました。
娯楽時間は、ワンセグからYouTubeへ、SNSはmixiからXやInstagramが主流に。
私の指もポチポチから、スライドさせる「フリック」へと進化。
退化はしたくないですが、自分の時代を思い出せる上、Z世代が決して味わえない記憶がよみがえる「デジタルデトックス」。

常に更新される時の中で、私の過ごしていた青春時代を取り戻すために「取り入れていきたいな」と、思っています。
「目や脳などの心身を休ませるため」という本来の言葉の定義とは、異なっているのかもしれませんが……。
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